長野県内路線価、軽井沢が初のトップ 上昇率は白馬が3年連続全国一
関東信越国税局は1日、相続税や贈与税の基準になる1月1日時点の路線価を発表した。長野県内の標準宅地のうち、継続的に調べている約4800地点の平均変動率は前年比1.1%増で、3年連続のプラスとなった。
長野県内10の税務署別の最高路線価をみると、佐久、長野、松本、大町、信濃中野の5署が前年より上昇し、伊那、木曽の2署が下落した。上田、諏訪、飯田の3署は前年と同じだった。なお、信濃中野署と木曽署について国税局は今回、地価公示などをもとに評価した「最高路線価に相当する額」を最高路線価とみなして発表した。路線価の評価対象地域を見直したことに伴う措置という。
1平方メートルあたりの路線価が県内で最も高かったのは、佐久署管内で、避暑地や移住先として人気が高い軽井沢町軽井沢(旧軽井沢銀座通り)の32万円だった。長野署の最高路線価は長野市南長野(長野駅前通り)の31万円。佐久署の最高路線価が長野署を上回ったのは、データを比べられる1989年以降で初という。
大町署は白馬村北城(村道和田野線)の6万5千円で、前年比の上昇率32.7%が3年連続で全国トップとなった。信濃中野署は野沢温泉村豊郷(大湯通り)の4万2千円で、上昇率31.3%が全国2位だった。いずれもインバウンド(訪日外国人客)人気でリゾート開発が盛んになっている影響とみられる。
一方、木曽署は木曽町福島(本町通り)の2万2千円で、6年連続の下落だった。下落率4.3%は全国で8番目の大きさだった。
◇ ■2026年の長野県内税務署別の最高路線価 税務署 所在地 路線価 対前年比 佐久 軽井沢町軽井沢(旧軽井沢銀座通り) 32万円 14.3%増 長野 長野市南長野(長野駅前通り) 31万円 5.1%増 松本 松本市深志1丁目(しらかば大通り) 21万円 2.4%増 上田 上田市天神1丁目(お城口広場) 11万5千円 変動なし 大町 白馬村北城(村道和田野線) 6万5千円 32.7%増 諏訪 諏訪市諏訪1丁目(国道20号) 5万7千円 変動なし 飯田 飯田市鼎名古熊(飯田バイパスアップルロード) 5万1千円 変動なし 信濃中野 野沢温泉村豊郷(大湯通り) 4万2千円 31.3%増 伊那 伊那市荒井(県道南箕輪沢渡線) 3万4千円 2.9%減 木曽 木曽町福島(本町通り) 2万2千円 4.3%減 (路線価は1平方メートルあたり。信濃中野署と木曽署では地価公示などをもとに評価した「最高路線価に相当する額」が最高路線価とみなされた)
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